埼玉県の平成30年度市町村犯罪被害者等支援担当者研修会に招かれ、講演と事例検討に参加しました。
県の担当者は、「近藤さんのような当事者が講演をして、尚、事例検討として市町村の担当者とどんな支援が必要なのかを話す機会は大変貴重です」と何度も強調してくださいました。まさに、施策を進めるには、その施策を求めている当事者の声が入ることが大切です。
市町村の担当者からは、「どのように窓口の存在を周知するのか」「子どもたちに対してできることは何か」「行政から受けたサービスで1番嬉しかったことは」等、たくさんの質問がでました。市町村の担当職員たちからは、指導できる上司や、当事者等が周りにほとんどいない中、手探りの状態で被害者支援を考えてきたようすが伺えました。
埼玉県ではこの1,2年で、犯罪被害者等に対する支援体制が飛躍的に進んでいます。
昨年と今年では、予算も5倍以上になったそうです。さらに来年度に向けて大きく前進する予定です。担当者の熱意とやり方で、事業を大きく発展させることが出来きていることに感心しました。
「途切れない支援を被害者と考える会」が作った「被害者ノート」もすでに全ての市町村で利用していると言うことでした。
今まで犯罪被害者等に対して、自治体としては何も支援がなかったところから、全国で、県と警察が連携し、市区町村に広がって行こうとしています。私の活動にも確かな手ごたえを感じています。