ご近所で幼いころから親しくしていた方が、5月に亡くなりました。
自分たちは離れて暮らしているため、庭の管理ができない親族の方が、ご近所に迷惑をかけることになるので、除草剤を巻く、と言うことがわかりました。
花が大好きで、いつも手入れをしていた故人のことを思うと、少しでも植え替えられる植物があれば残したいと思い、小雨が降る中、家族で我が家に運びました。
故人が大切に育てていた植物、私にはとても育てきれるとは思えないのですが、除草剤をまかれてしまうよりは確実に生き延びられるので、引き取りましたが、とてもうまく育てられる自信は全くありません。
でも、もし来年、きれいな花を咲かすことができたら、天国から「さえちゃん、ありがとう」って言ってもらえるかもしれません。
この件で、一番つらいのは、お母様が大切に育てていた植木を引き取ることができない親族の方です。大切な人の死は、本人とのお別れだけではなく、故人を取り巻く、様々な人やモノや思い出とも別れなくてはなりません。何とも切ない思いです。