従兄のお通夜に参列しました。
彼は循環器の医者として働いてきました。
大きな総合病院の医者として働いている間も、「夜勤でもないのに、こんなに遅くまで患者を見に来てくれる医者に会ったことがありません。本当に優しい先生ですね。」と多くの患者さんに感謝をされてきました。規模の小さな病院勤務の時は、医者と患者の距離がもっと近くなり、「本当に家族のように接してくださいました。」と何人もの方に感謝をされました。
若い時のように仕事が多忙でなくなってからは、父が元気でいても、聴診器を持って家まで様子を見に来てくれました。「私は医者しかできないからね」と言いながら、ラクビーチームの医者を務める等、趣味と人とのお付き合いを楽しんでいました。「もうそろそろ引退したら」と周りに言われながら、今年の春まで医者として働いていました。
76歳でした。たくさんの命を助けて自分は早くに逝ってしまいました。
父は、2か月前に病院で面会した時に、「君は今まで人のために一生懸命働いてきたんだ。まだ若いのだから、これから好きなことをしなくてはだめだぞ。」と言い、とても辛そうでした。父にとっては、可愛い甥であり、私にとっては、自慢の従兄でした。合掌。