2月15日から始まった「令和3年第一回定例会」は今日が最終日でした。
本会議場で議案等の賛否が諮られました。
総務委員会で継続になっていた第13号議案「中野区基本構想」は本会議で継続少数となり、総務委員会に戻されました。
委員会で継続となった議案が本会議で否決されたことは今までにありませんでした。(総務委員会の委員の内訳、自民党2人、立憲民主党2人、公明党2人、共産党1人、都民ファースト1人、無所属1人)
総務委員会で、再度、基本構想の議案について議論をして、採決したところ反対多数となりました。そして本会議の採決では1票差で賛成多数となりました。
総務委員会でも、本会議の反対討論でも、私が今まで区民委員会や一般質問で取り上げてきた「『遊び心あるれる文化芸術をまち全体に展開する』と言う表現は文化芸術をひとくくりにしてしまって、区民からの反対も多い。行政の言葉として文化全般を語るにはふさわしくないのではないか。」と言う意見を何人もの委員が取り上げてくださったことは大変ありがたかったのですが、感染症の影響などで、当初予定していた時期よりも約9か月も基本構想の策定が遅れていることもあり、これ以上の延期で、基本計画等の策定が伸びてしまうこと等の方が区民にとっては、マイナスが大きいこと、長い時間かけて区民と話し合ってきた文章を議案の段階で変えることの難しさ等から判断して、私は基本構想の議案に賛成しました。
今回の定例会では、議会の勢力が均衡しているため、無所属の1票で賛否が変わってしまう重要な立場にいることを実感した日々でした。
議会は21時頃まで続きました。