今日は小笠原和美氏が来てくださいました。
小笠原氏は長年警察庁の要職を務めて来ました。現在は慶応大学で教授を務めています。彼女は、本業の傍ら、性暴力被害対策に取り組み、全国各所、様々な団体にたいして講演をされてきました。子どもたちを性被害から守るための絵本の出版、皆に覚えてもらうために歌の作成、性被害の被害者の身体を守るために病院との連携体制の確立など、被害者支援のために数えきれない活動をされて来ました。もともと、この勉強会のスタート時には、一緒に被害者支援を考え、共に活動して来たメンバーの1人です。今日は福島県での講演の後、新幹線で駆けつけてくださいました。
彼女の話を聞いた若い行政職員たち、いつもの勉強会のメンバーたちは、その行動力に驚き、「自分にできることは何か」を考えていました。そして皆さんが口を揃えて、「こんなすごい方が、中野区の小さな会議室の勉強会に来てくださって驚きました」と言っていました。小笠原氏は、このようないろいろな自治体の職員と被害者、支援者が一緒になり、勉強を行っているこの勉強会のことをすごいと褒めてくださいました。