精神保健福祉士の方から、司法ソーシャルワーク委員会の活動などを学びました。
法務省の統計では、2022年の新規受刑者の能力検査値において約20%が能力値70以下であり、境界知能のある70~79と合わせると新規受刑者の41,6%が知的障害もしくは、境界知能の可能性があると言う結果でした。
犯罪に対して、刑罰のみでは抑制出来ないとされていて、更生支援計画の作成などにソーシャルワーカーが関わっているのです。
途切れない支援を被害者と考える会は、保健師、精神保健福祉士、児童心理士、介護福祉士、マスコミ、保護司、乳児院で働く方など様々な職種の方がメンバーです。
今日の講義の後の感想で、「再犯ではなく、初犯を防ぐ取り組みこそが大事」との皆さんの意見は、私が法務省の研修で法務省の職員に話した言葉と一緒でした。社会的孤立や困難を抱えた人たちと向き合う現場で働く人たちの見解こそ、初犯、再犯を無くす政策へと繋がっていく言葉だと思いました。私が代表を務める小さな勉強会、この現場の声を生かしていけば、世の中はもっと良くなると改めて思いました。