その一方、主人を殺した犯人たち(容疑者は6人!です)、その家族、親族、どこからも「申し訳ない」の一言もありません。謝罪されたからどうなるというものではありませんが、もし、その中に一人でも人間として普通の感情を持つ人がいるのなら、普通の家族関係を持つ方がいるのなら、電話の一本もあってよいのではないでしょうか。謝ることを知らない人間たち、「彼のことは私には関係ない」と自己保身のために人間関係を断ち切ってしまえる社会、が広がっています。この社会そのものが犯罪を次々生み出しているように思えます。
どんなに防犯に力を入れたところで、犯罪が「悪いことだ」と認識されないのであれば、減るはずがありません。罪を犯しても、犯罪者の人権は守られ、刑務所で食事を与えられ、パソコンでも習い、短い刑期で釈放され、人生をリセットできるのであれば、よほど犯罪者のほうが良い思いをするのではないでしょうか。突然尊い命を奪われた被害者家族には、もう二度と以前の生活は戻って来ないのです。突然の主人の死は、本当にたくさん課題を私に残しました。
悲しみと苦しみは途絶える間がありませんが、「『おかあさん、あなたの人生を復讐に使うな』って言う言葉が読んだ本の中にあったよ。うちと似ているよね」と長女、「僕がお父さんになるから父の日にプレゼントちょうだいよ!」と長男、そんな子どもたちに支えられながら、前を向いて歩み始めています。
1月15日東京新聞の夕刊に、私の記事が載りました。 [拡大画面]
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先週、先々週は、刑事さん、弁護士、検事、税理士、労務管理士、新聞記者など今まで関わったことのない様々な方とお話しする機会を頂きました。そうして今回の事件に関する件をひとつずつ片付けながら、子どもたちのための活動に参加しました。
1月15日 児童館運営委員会出席
中野区次世代育成支援行動計画(素案)概要版を見ながら、意見交換をしました。
○計画の結果責任は誰が取るのか?
○それが実現しなかった場合どうするのかをきちんと出すべき。
○10年経って変わるのか?今の現実をよく見てほしい。
など、活発な意見が出ていました。我が家に降りかかった犯罪事件を考えても、皆で教育の大切さを改めて考え、地域で子どもたちを見守ることの重要性を再認識しました。
1月21日 次世代育成支援行動計画(素案)、野方地域センターの意見交換会に出席。
○児童館の数が、今以下にならないことを希望する。
○民生委員が何処まで子育てのサポートをしていくのか?
○民生委員がオムツ換えまではやりすぎではないか?
○中野区にも世田谷区などにあるプレイパークが欲しい。
などと言う意見が出ていました。
1月22日 中野区家庭教育支援推進事業実行委員会主催 講座 「お金に強い子に育てる」に参加。
フィナンシャルプランナーの方が講師で、現実的なお金のお話が聞けて面白かったです。