一定の所得のある高齢者の医療費の負担割合が2割から3割に変わりました。
現在窓口負担は、
○ 70歳未満が3割
○ 70歳以上が1割 ○ 一定以上の所得のある場合2割
↓ ↓
2008年度以降は これが3割になります
2割になる
(低所得者を除く)
さらなる高齢化社会を迎え、ある程度お金のある高齢者に負担をしてもらう、療養病床のホテルコスト、食事代を自己負担してもらうという考え方はある部分仕方がないとも考えますが、年金キリキリで生活されている高齢者まで、同じように負担が増えることは、病院に通えず、診察を控えて病気を悪化させてしまう可能性や、診療代の未払いが増える可能性など、多くの問題を抱えることになるのではないかと危惧します。
窓口負担を増加したところで、公費や保険からの給付を抑える事は出来ても、医療費自体は減りません。「まずは高齢者の負担を増やし、医療給付費の削減ありき」的な考え方が強い今回の医療制度改革法案、国会で決まったことではありますが、何の議論もなく受け入れていっていいのかと言う思いを私は強く抱き「この法案の目的の1つである医療給付費は今までの改正で削減されたのか?」など何点か質問をしました。
今法案は現役並みの収入がある高齢者に限っての負担増ですが、2008年以降には70歳~74歳の低所得者以外は1割負担から2割負担になります。生活に密着している医療現場での未払い問題による医師たちの悲鳴、益々負担が増えていく高齢者たちの切実な問題を伝えて、本議案に反対しました。