会社時代の同期のO氏のお通夜
つい9日前、亡き主人と私が以前一緒に務めていた会社の同期の人たちと会い、楽しいひとときを過ごしました。2年前に15年ぶりぐらいで同期会を開き、すっかり立派になった皆に会い、とても楽しかったので、また皆で集まりました。海外の支店長になった人、重要な部署の役職になっている人など、皆本当に立派になっていました。それでも新入社員の頃と少しも変わらない楽しい彼らは、楽しいジョークを次々連発していました。2年前に集まった時には元気で出席していたO氏が入院中ということで、今回は欠席でした。
しかし、その9日後に、まさか亡くなってしまうとは。「あいつは・・・」とおもしろ、おかしく噂話をしたばかりの人がその数日後に亡くなってしまい、同期の仲間は大きなショックを隠せません。つい先日、笑いあった仲間が今度はお通夜の席での再会。まだ若い友人の死、お子さんはまだ幼稚園児と幼稚園にも通っていない幼児です。そしてさらに悲しいことがわかりました。同期会には参加してはいませんでしたが、会社時代にはよく皆で飲みに行ったM氏が、O氏と同じ日に、同じくがんで亡くなったというのです。
わずか20人ほどの同期の仲間の中で、まだ50歳にもならない2人の人間が、同じ日にがんでなくなってしまうなど、こんな事が起きるとは誰が想像できたでしょうか?将来がある、心優しい彼らの死で、どれだけの人が涙を流したのでしょうか?生きたくても生きられない人がいる。命がどんなに大事であるか、残されたものがどんなにつらいか、を思うと、やりきれない気持ちでいっぱいでした。