防災対策特別委員会
中野区では「中野区国民保護計画」を作成しています。この計画案に対して、11月9日~30日までパブリック・コメントを募集しています。議会以外で民意を反映させるのはこの機会しかありません。昨日の区報にも掲載されていましたが、区のホームページにも掲載されています。区内在住・在勤等の皆さんの声を、ぜひ、区役所5階危機管理担当
FAX3228-5658に寄せください。
委員会が早く終わったので、職員に地域の防災訓練のことを質問しました。
子どもが通う中学校の近くの公園で2週間後に合同防災訓練が行われます。地域の防災連絡会が主催しています。近隣の中学校、小学校も参加することになっています。訓練のお手伝いにPTAの役員も行くのですが、訓練に参加する人も学校から出さなくてはならないと言うのです。学校で手紙を回しましたが、参加希望者はほとんどいなく、クラスから5名は必ず出すようにと電話がかかってきました。これはやむを得ずPTAの役員の方がとられた方法なのでしょう。催しをするためにはお手伝いは必要な事はわかります。しかし、参加者の人数まで決められて、どうしても参加させなくてはならないと言うのは、不自然な気がします。結局、誰も参加したい人がいないので、私と子どもがでる事になりました。「地域の活動は大切」「ボランティアは大切」「防災意識を高めることはとても大切」どれももっともです。しかし、担い手が育っていない事も現実です。
私は防災担当の職員に「防災訓練は強制ではないですよね」と当たり前のことを質問しました。職員も笑いながら「当たり前の事です」と答えました。しかし、これが町会からPTAの役員に下りてきたとき、ほとんど強制になってしまうのはどうしてなのでしょうか。PTAの役員の方は私に対し「ごめんなさいね。近藤さん、出てくれるの。ありがとう。ごめんね」と何度も謝られてしまいました。そもそも、その彼女も、どうしてもなり手のなかったPTA役員のくじ引きで選出された役員です。地域の行事をする。人を集める。そのために、多くの人がこんなに苦労し、自分の負い目ではないことに謝らなくてはならない、ますます、まとめ役をする人はいなくなります。
秋は地域や学校の行事が毎週のようにあります。地域でいろいろな行事をやっていこうとする人たち、せっかくの休日は家族単位では楽しみたい、ゆっくり休みたいと思う人たち、その意識の差は、どんどん広がっているように思います。
次々増やすばかりでなく、また長くやってきたことだからと必死に守るだけでなく、もう少し、地域行事を精査をしていってはどうか、と思うのは私だけなのでしょうか。