新聞社取材
現在の日本の刑事裁判では、被害者やその遺族は傍聴席に座って目の前に繰り広げられる裁判進行を「眺める」ことしかできません。自分の身に降り掛かったことであり、そこで話されるのは自分たちのことであるにも関わらず、まさに「かやの外」に置かれた状態なのです。
身内を殺されたあまりの苦しさに声を張り上げたくても、「傍聴席は静かにしてください」と言われ、一方の加害者側が「法」に守られ身勝手な発言をしても、何一つ反論もできず傍聴席で、声をあげずにただただ泣くことしかできないのです。
私は殺された主人の刑事裁判を自分自身で経験し、被害者とその遺族がどうしてこんなに虐げられているのか、あまりにも理不尽で、悔しくてたまりませんでした。その思いから、多くの被害者や被害者遺族の方々と一緒になって、国の裁判の制度を変えていく運動に関わってきました。
今回それが実を結び、法制審議会で被害者の訴訟参加が可能になることが決まりました。
この日、朝日新聞、日本経済新聞から取材をうけました。被害者の立場の記事が朝日、日経に載りました。
