参議院法務委員会傍聴
「犯罪被害者等の権利利益の保護を図るための刑事訴訟法等の一部を改正する法律」が参議院法務委員会で採択されました。傍聴席には座りきれない人たちが立ち見をするほどでした。この法案の採択の時を多くの方が一緒に見守りました。共産党と社民党は反対でした。人権を守ることを主張する政党が、なぜ、加害者の人権ばかり主張し、被害者の人権には鈍感なのかが最後までわかりませんでした。「被害者等が裁判のバーの中に入ったら、加害者に恨みをかわれるようなことを言われて余計に傷つく」などと心配していましたが、もうすでに被害者等は傷つき果て、どうにもならない思いで生きているのです。加害者は「良心に従い真実を述べる」と宣誓したところで、「良心」など持たない加害者たちは、勝手に嘘を言い続けます。被害者は亡くなってしまい、真実はわかりません。その自分が助かりたいために嘘を並べる加害者に対し、一言、「あなたは裁判の場においてもうそばかり言っていますね。心から被害者に謝ってください」と多くの人たちの前で言うことができる、そのことで被害者の遺族の苦しみは、わずかですが軽くなるのです。明日の国会の本会議で可決され、新しい法律ができます。