一般質問
本日の一般質問で、近藤さえ子は以下の質問をしました。
質問の全文については、「小枝ネット」の「私の議会活動」に載せています。
1、中野区における犯罪被害者等支援について
2、高齢者を支える仕組みについて
(以下質問の要約)
1.中野区における犯罪被害者等支援について
●今月20日、国会において、犯罪被害者等の権利利益の保護を図るための刑事訴訟法等の一部を改正する法律が成立しました。犯罪被害者・遺族が刑事裁判の法廷で加害者に直接質問などができる「被害者参加」制度の導入など、今までの裁判の仕組みを大きく変え、被害者・遺族の権利が拡充されました。国の犯罪被害者の支援策が目に見える形で進み、自治体の支援策の取り組みが求められる中、中野区では実際に動きがあるのでしょうか。
●中野区にお住まいで、ご主人を刑事事件で亡くされた方は、病院通いを続けながら毎日区役所の各種窓口に電話をする日々を過ごされましたまだ犯罪被害者の権利、支援が確立されていない時の経験ですが、「結局、区は何もしてくれなかった」とおっしゃっていました。
●「各種相談窓口があるから、どうぞそちらにお願いします」と言うのは、犯罪被害者等に対しあまりにも冷たい対応ではないでしょうか。基本法が示す、自治体としての責務を果たすおつもりはあるのでしょうか?
2、高齢者を支える仕組みについて
●2004年区が立ち上げた地域ボランティアによる高齢者見守り施策「元気でネット」
はボランティアが集まらず機能しませんでした。最初から難しいことは多くの区民も分かっていたことです。
●本当に支援が必要な高齢者に、そのニーズにあうサービスが提供できるネットワークの構築が急務ですが、区、地域包括支援センター、民生委員、サービス提供事業者、中野区社会福祉協議会等は連携を取りながら、うまく機能しているのでしょうか?
●地域で高齢者を支える仕組みの「要の機関」である地域包括支援センターに、もう少し人員確保が必要であると思います。
●今度立ち上げる区民主体のネットワークは、失敗に終わった「元気でネット」の時のように、むやみに区民のボランティアを募るのではなく、現在機能している高齢者を支える組織の総点検から始め、介護保険では補えないサービスを、誰が、どう、担保していくかを真剣に議論していき、高齢者のニーズにあった支援になるように取り組んでいただきたい