子ども会打ち合わせ
夏休みが終わるとすぐに子ども会の秋の行事です。
花火大会の反省と秋のバスハイクの打ち合わせをしました。
「豊ヶ丘学園」からの作文
愛知の少年院「豊ヶ丘学園」から、私の講義を聞いて少年たちが書いた作文が送られてきました。
どの子どもの作文も想像していたよりずっときれいな字で、丁寧に書かれていました。被害者の生の声を聞いて、被害者のつらい立場を初めて知ったということを多くの少年たちが書いていました。こんなつらい被害者を2度と出さないように誓ってくれた少年もいました。私を励ましてくれる文章もありました。
また、加害者は社会によって守られ、被害者が守られていないことを知り、自身が加害者であるこの少年たちさえも、被害者に対して社会は何と冷たいのかと言う趣旨のことさえ述べていました。自分たちは3食不自由なく食べることができるのに被害者にはそれさえも保障されていないことに愕然としたようです。苦しみ、悲しむ被害者も、加害者が少年院で暮らすことを支えるために税金を払っていることの矛盾にまで気がついてくれた少年もいました。
私は中野区に対し、被害者に対する取り組みを進めることを重ねて訴えていますが、犯罪を行った少年たちでさえ、国や自治体の被害者施策があまりにもないことを再認識したようです。私の話を聞いて、彼らはたくさんのことに気づいてくれました。
・ 再犯は絶対にしない。
・ 被害者に詫びることを1番に考える。
・ 自分も(私の主人のように)一生懸命働くことに目覚めた。
・ 少年院で過ごせる有難さに気づいた。
少年たちの作文を読みながら、少年たちに再び罪を犯させないために「被害者講和」を取り入れている豊ヶ岡学園の取り組みは、素晴しいと改めて思いました。被害者に対して本当に悪いことをしたと思うことによってしか、再犯を防ぐことはできない、多くの罪を犯した人たち、またそれに関わる職業の人たちが気づいてくれることを心から願います。