我孫子市長の時に福嶋氏が取り組んだ数々の取り組みは、感心するものばかりです。
特に官がやっていた事業を民間に移していくときに、どういう業者を選ぶか、どこがやるかと言う審査の基準は、「市民の利益」に置いている点です。我孫子市では市民にとっては「変えることイコール今以上になること」が絶対条件であると取り組んできたそうです。
どこの自治体でも官から民に事業を移しはしましたが、まず予算をカットできると言う面が最優先されて、サービスの向上はあまり重要視されていないと感じます。中野区では、一期目、私が厚生委員会の時、保育園、幼稚園、福祉施設などの民営化を決める時に、その選定委員に区民は入れるのか?と言う主旨の質問をしました。中野区では当然、区民は決定の場に参加することはできませんでした。
我孫子市では「聖域にこそ市民参加」を掲げ、予算編成さえも市民に参加を呼びかけているのです。また、「市役所はスリムで効率的に。」だそうです。日ごろ私が強く思っていたことですが、実践できている市もあるのです。福嶋氏が取り組んできた改革を取り上げ、中野区でも「区民の利益が最優先」をこれからも提案していきたいと思います。