こんなに上手に作れるようになったことを見ないまま主人は殺されてしまいました。悲しいです。
2月○日
娘の誕生日です。
主人の件で私が忙しく、子どもたちとゆっくり話す時間も持てなかったので、「今日は何でも好きなものを買ってあげるね」と言って買い物に行きました。かつては、つまらないものを何でも手にした娘ですが、今日は「何もいらない」と言うのです。食事に行っても4つの椅子のテーブルに3人です。周りのおとうさんのいる楽しそうなテーブルが、嫌でも目に入ります。好きな食べ物を注文したはずなのに、美味しさを感じません。
娘は言いました。「お母さん、私何も要らないよ。お父さんがいればいいのにね。今日、ケーキはやめとこうよ。お金使ったらなくなっちゃうから」