中学校のPTA役員引継ぎ
私は今までPTAの役員を毎年断ってきました。クラスの委員はほぼ毎年、多い時は2つ以上のクラスの委員は引き受けてきました。しかし、執行部の役員は、どんなにお願いされても、お断りをしてきました。その理由の1つは、PTAの役員は、行政の行事や地域の会合などに出る機会が多く、私はそのような行事には議員として出席しているので、私一人が出席してはPTAとしての広がりがなくなってしまうことです。また、できればPTA役員は政治家でない人がよいのではないかと思うからです。
しかし、本当に役員のなり手はいなく、今やPTAは保護者には価値のないものになりつつあります。学校に通う生徒たちにはたくさんの問題があり、お母さんたちは子どもたちのことを話し合ったり、情報を交換したりしたいと思っているのに、PTAはほとんどその機能を果たせずにいます。
これから中野区は職員2000人体制になり、区民は自分たちのことは自分たちでやっていかなくてはならないと言われている時、区がまず当てにしているのは、町会・自治会、そしてPTAの組織です。行政から下りてくる仕事が増えるのに反比例して、保護者のPTAへの意識は薄れています。このギャプを何とかしなければ、公立学校のPTAがいやで私立中学校に子どもを進学させる親がますます増えることになります。何とか、自分たちの子どもが学びやすい学校になるためのPTAを目指して取り組まなければならないとの思いで、今回初めて、副会長を務めることにしました。