沖縄戦教科書問題
―沖縄からの声と中野・杉並・練馬での取り組みー
教科書検定を巡る取り組みについて、琉球大学準教授山口剛史氏と中野、杉並、練馬3区の区民が話し合いました。
中野区では、「軍の関与」についての検定意見撤回を求め、区民が国に意見書をあげる請願を出しましたが、議会で不採択になりました。その時の議会での経過を巡り、戦争の事、子どもたちに沖縄をどう伝えるかなど、真剣に考えていない議員があまりにも多いと会場に集まった人たちは嘆いていました。
練馬と杉並区でも、日本軍による「集団自決」(強制集団死)の記述は20年間検定を通過してきた通説であり、それが今、削除され変えられるのはおかしいと、個人的には理解している議員もいましたが、政党や連立与党の立場で、自分の意見を述べない議員が多くいたそうです。「区民に1番身近な自治体の議員は、政党の意見や考え方だけではなく、区民の意見をしっかりと都や国に上げてもらいたい」と、議員のあり方に対し多くの不満の声が上がりました。