「あすの会」記者会見
朝日新聞の「素粒子」欄が、鳩山法務大臣に対し「死に神」と記述した件で、「あすの会」は抗議の質問状を出していました。今回は、その回答に沿って2度目の記者会見をしました。私も記者会見に出席しました。
岡村代表が再質問しました。「前回朝日新聞からの回答によれば、『死に神』という言葉を使った理由として、鳩山法務大臣になってから、死刑の執行が多い、もっと慎重に死刑が行われるべきであると言う主旨であったらしいが、裁判を重ねて裁判所が出した結論に、これ以上の慎重さを求めるのであれば、それはどのようにするのか。13人に対しての執行が多すぎるので、あれば何人なら、多くないのか」
すでに刑が決まっている過程で、法務大臣に、慎重さ求めることや数を少なくすることを求めることはは考えられることなのでしょうか。今の制度を見直す議論をするのであれば理解できますが、法を執行する大臣を捕まえての、「死に神」発言はいやがらせでしかありません。
私も以下のような発言をしました。「今の子どもたちを見ていると、そこまで残酷な事を言うのかと思うような『言葉のいじめ』を感じる時があります。命に関する事について大人が軽はずみな発言をすれば、子どもたちはそれを真似します。本当に悪いのは誰なのか、正すべきは誰なのか、ということをふざけや笑いの中でうやむやにしてしまい、殺人犯をヒーローにしてしまえば、「殺人はかっこいい」「秋葉原事件を真似たい」など思う若者が出てきます。メディアは、「命」についてふざけるような発言をしてはいけないのではないと思います」と私は発言しました。
会見後、何人もの記者が来て名刺をくださいました。私の言ったことに共感してくださったのでしょう。