区民委員会
●新宿区落合第一地域センターを視察しました。
区民委員会委員8人、理事者7人、事務局書記2人、合計17人もの大所帯での視察です。
ここでは、地域住民が中心になって組織している「管理運営委員会」が地域センターの集会室貸し出しや施設管理、コミュ二ティ事業の企画、運営をしています。
中野区も今後「地域センター」が「地域活動センター」に移行する予定ですので、各委員とも現場の声を聞き、質問することに積極的でした。
落合第一地域センターは平成9年に開設された新しい地域センターです。開設前から、自分たちが使う地域センターについて、区民が企画し、使いたい機能について考え、建てられました。和室、調理室、ホール、保育室、葬儀場など、様々な機能を持った部屋があります。
葬儀場が整備されていたのには驚きました。葬儀場の入り口は地域センターの入り口とは別にあり、葬儀使用料は、午前2時間2800円、夜間2時間3400円です。
座談コーナー・事務局
和室
落合第一地域センター管理運営委員会は65名、ここで企画・運営がされますが、常勤する事務局のスタッフは局長1名、職員2名、補助員9名が指定管理制度で委託され、事務仕事をしています。指定管理者への委託料のうち人件費は1367万6千円だそうです。様々なイベントの企画や運営を、区民が、事務局の力を借りながら、うまく動いているように思いました。運営委員会の人たちは、困ることも、辛い事もなく、とても楽しく自分たちの居場所を運営しているということでした。
自分たちに必要な物は何か、その段階から、区民が企画・運営に係わった新宿区。一方、中野区では、現在地域センターの職員が担っている部分をそのまま区民が担っていくことに決められ、単なる職員の人件費削減なのではないと不安がる区民の声も出ています。
その後視察から区役所に戻り、区民委員会を再開しました。
報告の中に、今月の16日、17日、18日 に東京ビックサイトで行われる「自治体総合フェア2008年」に中野区が出展するという報告がありました。多くの企業の中に混じって、官庁・自治体の参加は6件です。
「中野区の個性や魅力、優れた資源を広く発信するため」目的だそうです。
私は以下のような質問をしました。「企業がフェアに出展するには明確な目的があるが、中野区は何を発信するのか。中野区のビデオを見せて、パネルを出しても、企業誘致等に結びつくものではない。展覧会出展自体が目的になることがないように、昨年までの出展自治体にどんな成果があったのかを前もって検証し、最大の効果を生むように、出展料10万円の予算を大切に使って欲しい」。