区民委員会正副委員長打ち合わせ
(この日記は9月1日の区民委員会終了後に書きブログに載せました。)
中野区議会では、委員会を開く前に、区の理事者、正副委員長と区議会事務局の職員が委員会の進行について打ち合わせをします。正副委員長は委員会の運営を任されているので、特に委員長が委員会において自身で質問する事はほとんどできません。
中野区では委員会で取り上げられる案件は、委員会当日にその会場で資料が配られるため、各委員は事前に質疑する案件を読み考慮して質問をするということができません。23区の中で7区(中野区を含む)以外は、委員会に出席する前に各委員が資料を配布しています。
中野区の議会の決まりを決めているのは、議会運営委員会、議会改善検討会で、いずれも5人以上で会派を組む団体の議員のみしか出席出来ません。現在5人以上の議席を持っているのは、自民・公明・共産の3党だけです。この議員たちが「委員会が始まる前に配布しよう」と決めないかぎり、事前配布は出来ない仕組みになっています。委員会での議論が、より深まるようにするにはどうしたらいいのか等、委員会の運営のことも含め、2時間にわたって打ち合わせをしました。
また、委員会を傍聴にいらしてくださる区民から、「傍聴者にも資料の配布をして欲しい」と言う意見を度々頂きますが、そのことも議会のルールを決める委員会で決められ、自民・公明・共産以外の議員は、その議論に参加出来ない仕組みになっています。
近年23区内でも議会改革が進み、今年から傍聴時に閲覧が出来るようになったところもありますが、中野区の区議会は相変わらず大政党だけの意見だけで進んでいくので、政党の論理が優先し、少数派の意見が入りにくい仕組みになっています。