質問の全文は、「小枝ネット」
http://homepage3.nifty.com/koeda_net/
「私の議会報告」に掲載しています。
1、上野原問題について
中野区は上野原の土地を購入し、施設建設の目的も果たせず、ただ14年間維持し、売買代金だけでも9億円以上の損金を出して売却した。
「上野原スポーツ・学習施設」は幻に終わった。航空写真を撮り、現地調査を始めてから実に18年の月日が流れ、購入代金、表面には出ない経費や関わった人件費等膨大な「負の資産」に対し、区民は負担を余儀なくされた。「新しいスポーツ施設ができる」という区民の夢も踏みにじられた。
「バブルだったから仕方なかった」「計画が巧く行かず残念だった」では総括にならない。「まずかった事」「反省すべき事」であっても、その結果に真摯に向き合い、事実に基づいた検証をしなくては意味がない。
きちんと調査を重ねて反対していた議員の声に耳も傾けず、土地を取得し、結局目的も果たせず、多額の税金を費やすと言う事が、二度と無いよう、今後、どのようなチェック機構を作っていくつもりか。
2、その他 副区長3人制について
前回の私の一般質問に体する区長の答弁は「助役、総務部長、政策担当の部長がいないのは23区で中野区1区であり、経費的には削減されているので全体的に見ていただきたい」と言う内容だった。経費つまり給与の考え方としては理解できるが、地方自治法の改正の意味、助役から副区長に職種が変わった意義を考えていただきたい。
現在の中野区の副区長3人制は、言うなれば3人の「助役」が誕生したようなもので、これまでの縦の流れがうまく流れず、逆に効率が悪いように感じられる。少数精鋭で働く職員の仕事がスムーズにはかどり、住民の声がすぐに上に挙がるシステムこそ、今の中野区に求められている。