25回中野区民ふれあい運動会
障害をもつ方々の運動会です。囲町公園で、多くのボランティアの方に支えられ、賑やかな運動会が開催されました。
小学生相撲大会[中野体育館]
子どもの通う小学校では、毎年何名かの生徒が、中野区の小学生の相撲大会に出場しています。昨年は息子の隣のクラスのS君が横綱になりました。S君の勇姿を一目見ようと思い体育館を覗いてみました。すると、うちの子どもの友達たちが「小学校の思い出に」と参加していました。うちの子どもと幼稚園から一緒のY君も出場していました。身体は大きいけれど少し気が弱いところを、Y君のお母さんは心配されて、悩みを相談しあった思い出もあります。久しぶりに見るY君は、以前うちの子と遊んでいた頃より、何倍もたくましくなっていました。
そのY君が見せてくれた相撲は、「絶対に自分は土俵から出ない」と言う気合の入ったものでした。いつの間にこんなに強い精神力を身に付けていたんだろうと大変感動しました。そして去年の横綱S君とY君、同じ学校の友達同士で優勝決定戦になると言う誰も想像しない展開になりました。見学されていた校長先生もS君の担任の先生も大喜びでした。「これでS君優勝、Y君準優勝だね」と誰もが思って最後の1戦を見ていた時、予想もしないことが起こりました。S君の足が先に出てしまい、Y君が優勝したのです。
本当にスポーツは楽しいものだと思いました。精神力が強くなったY君に感動し、その勝利を友達として祝福してあげているS君にも感動し、一緒に来て早くに負けてしまった友達たちの態度に感動し、皆がいい子に育っていることに感動し、帰ってきました。
家でこの話を娘にすると「お母さんはよその子どもの活躍にどうしてそんなに感動するのかな」と聞かれました。幼い頃から、保護者の方と悩んだり、話し合ったりしながらその成長を見てきた子どもたちです。最高にカッコいい場面が見ることができたのですから、うれしくてたまりません。
優勝したY君は都大会に進むことになります。元横綱貴乃花の部屋での練習に参加することもできるそうです。子どもの数が少ない中、今、子どもたちには、ちょっと多くがんばった時、大きなチャンスが待っています。