主人は元上司と5人の若者によって殺されました。このネット日記を見た加害者側(本人や親族)から、謝罪の手紙が届けられ、その後、直接私に会っての謝罪を申し込んできました。明日その何組かが「謝罪」にやって来ます。
私は、「加害者側のどこからも、謝罪の電話の一本も無いのが不思議だ」と言いました。この時、私が言いたかった「謝罪」とは、心の中から自然に沸き出で、身体が突き動かされる「気持ち」です。自分の家族が「人に対して悪いことをした」ことを知った瞬間、本当に申し訳なかったと動かずにいられない、そんな気持ちを持つ人間がいないことへの驚きと怒りでした。
昨年12月24日、警察発表があり、今回の事件がいっせいにマスコミに発表された時、私たち家族もあまりにも急な展開に「えっつ?」と驚きました。そして、その後はどうやって乗り切ってきたのか記憶にないほどの日々に謀殺されました。
加害者家族は「本当に何も知らずにマスコミ報道で初めて知った」と言い、「その後は、弁護士に(謝罪を)止められていたので謝れなかった」と言います。でもそれは、2ヶ月も前のこと。それまで、犯人像や事件の内容について何も知らなかったのは、被害者も同じです。加害者全員が私にとって「全く見ず知らずの人間」です。主人にとっても主犯の酒井以外は知り得ようもない人間たちでした。
「知らない人間」を「理由も知らず」殺す仕事に「報酬をもらって」加担し、殺人を犯しておいて、「できる限りの謝罪と償いをしたい」と言う加害者の親族に、26日会う予定です。
なお、延び延びになり、皆様にご迷惑をかけています、テレビ朝日「スーパーモーニング」によるこの事件の特集の放映は28日、月曜日の朝9時頃になる予定です。
テレビ局の都合ですので、さらなる変更もあり得るかもしれません。