中野区在住、在学の小学校5、6年の児童が、6泊7日、福島県の常葉少年自然の家で教科学習、体験学習などをするものです。前半、後半あわせて36名のスタッフが子どもたちの生活を支えてくれます。その内訳は、区の職員、学校の先生、学生など、贅沢な人材と人数です。私の父近藤正二が若い頃は、まだこのようなサマースクールはなく、父が計画をし、子どもたちを集め、講師を呼び、少人数で開催していたのを覚えています。そして父が文教委員の時にこのセミナーが始まりました。毎年抽選で行けない子どもがでるほどの盛況振りです。しかし、今年は抽選もなく募集した子どもは全員行けます。今年度は58名の児童が参加します。
夏の暑い時期をコンクリートに固められた東京で過ごし、光化学スモッグが発生すればプールに入ることもできない子どもたち。子どもたちに大自然の中で身体と頭を存分に動かせる事業を行政が提供できたことはとてもいいことだと思います。説明会で見せていただいたビデオには知っている子どもたちと先生がたくさん写っていました。とても楽しそうでいい笑顔でした。前半で帰る先生との別れのシーンは、とても3日間を過ごしてだけのものとは思えないほど感動的でした。普段冷めている子どもたちにこれからもたくさんの熱い経験をしてもらいたいと思います。